Medical08.歯周病
最適な体調管理の入り口です。
歯周病は歯や歯茎だけではなく、身体への影響も問題視されています。
お口は体内すべての臓器の入り口です。
定期健診の早期発見・早期治療で、いつまでも健康な身体で過ごしましょう。
歯周病とは
35歳以上の日本人の約8割が歯周病・歯周病予備軍といわれています。
歯周病は歯と歯ぐきの境目、いわゆる歯周ポケットに入り込んだ細菌に感染することで、歯肉が赤く腫れたり、悪化すると歯が抜け落ちてしまいます。
ほとんどの場合、痛みが無く、自分では発見しづらいため、気づかないうちに進行してしまう病気です。
さらに最近になって歯周病が及ぼす身体への影響が問題視されています。
普段の食事と⼀緒に体内に入った歯周病菌の影響で、糖尿病や動脈硬化の悪化、心筋梗塞を引き起こす原因となることが判明しました。
お口は体内のすべての臓器の入り口です。
最適な口腔環境は、最適な体調管理の入り口でもあるのです。
歯を失う原因の第1位は歯周病
歯周病は、歯と歯ぐきの隙間の磨き残した歯垢(プラーク)が原因となり、歯周組織に炎症がおきて、最終的には歯が抜け落ちてしまう細菌感染症です。
日本人が歯を失う原因としては虫歯と歯周病が二大原因となっていますが、年齢が40代後半からは虫歯より歯周病の方が多くなっています。
歯周病は自覚症状が少なく、自分でのチェックも難しいため、自分が歯周病になっていることも気づかず、知らないうちに進行して、気づいた時には歯を失ってしまうところが、歯周病の怖いところなのです。
歯周病の原因と症状
人のお口の中には約400~700種類の細菌がいると言われています。
この細菌たちは普段は悪さをしないのですが、歯みがき不足や糖分の多い食生活などで歯と歯ぐきの隙間に歯石やプラーク(歯垢)が溜まると、そこで増殖して歯や歯を支えている骨などを溶かし歯周病になります。
歯ぐきも炎症を起こし、赤く腫れ、出血や膿、口臭の悪化、さらに進行すると歯が抜け落ちてしまう場合があります。
痛みが出ることが少なく自覚症状を感じづらいため、気づかないうちに病状が進行してしまうことが多いので、歯科医院での定期検診で早期発見・早期治療が大切です。
また糖尿病などの全身疾患が原因で歯周病になることがありますので注意が必要です。
歯周病になりやすい生活
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不規則な生活
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糖分の多い食事(菓子など)
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不十分な歯みがき
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喫煙
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ストレス
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歯ぎしりや食いしばり
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糖尿病などの全身疾患 など
歯周病の予防
正しいブラッシング
歯周病の原因である歯垢を溜めないよう、正しいブラッシングでの歯みがきを心がけましょう。
歯と歯の隙間や、歯ぐきとの境目など小まめにブラッシングすることで歯垢を取り除いてください。
ブラッシングは汚れを取るだけでなく、歯肉のマッサージにもなり、血行を促進することで歯肉を強くし、歯周病菌の入り込む隙間を無くします。
歯科医院で患者さまに合ったブラッシング指導を受けていただき、正しいブラッシングでの歯みがきが歯周病予防には大切です。
生活の改善
喫煙や飲酒、甘いものが好きな方は歯周病のリスクが高くなります。
また睡眠不足など不規則な生活で、体の免疫力が低下すると、細菌感染症である歯周病になりやすくなります。
バランスの良い食生活、十分な睡眠、適度な運動、喫煙、節酒などで生活習慣を改善することで歯周病予防しましょう。
歯科医院での定期検診
身体の病気と同じように、定期検診でお口の状態を細かく把握することが歯周病予防には重要です。
歯科医院での定期検診は、毎日の歯みがきでは取り切れない歯垢や歯石を除去し、歯肉の状態などをチェックします。
歯周病になってしまっていても、早期発見、早期治療で歯周病の悪化を防ぐことができます。
人生100年時代、いつまでも食を楽しめるように
病気は、身体もお口も「早期発見」が一番の治療法です。
定期的なメンテナンスで、歯周病の予防をしていきましょう。
それでも、もし歯周病になってしまったら、早期発見、早期治療で歯周病をコントロールが重要です。
歯を失うことで一番困ることは・・・食を楽しめなくなること。
食べ物をしっかり噛んで食事をすることができないですし、なにより美味しいと感じづらくなってしまいます。
正しい口腔ケアで、美味しい食事を美味しいと感じ、食を楽しめる人生をいつまでも送っていただけるよう、みかりば・小幡歯科医院がお手伝いします。