第54回 年末年始の口腔ケア

 2021年、新年あけましておめでとうございます。
昨年は春から新型コロナウィルスの感染拡大で、今までの生活様式が大きく変化する年となってしまいました。
流行当初は得体のしれないウィルスへの恐怖から、一時は歯科医院内での感染を恐れ、治療を控えてしまう風潮もありましたが、ウィルスの正体が徐々にわかってくると、歯周病患者のウィルス感染症の罹患率の高さから、口腔ケアの大切さをあらためて理解できる年となったかと思います。
 みかりば・小幡歯科医院は今後も徹底した院内感染防止と、丁寧な口腔ケアで、患者様のお口の健康を守って参ります。
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

自宅で過ごすお正月で虫歯が増加

 さて今年のお正月はいかがお過ごしだったでしょうか。
新型コロナウィルスの影響から年末の忘年会や、新年には初詣や新年会を控えた方も多くいらっしゃったかと思います。外出せずにご自宅で過ごす時間が増えたことにより、どうしても不精になり、ご自宅での口腔ケアが疎かになってしまう方が増えているそうです。
歯周病や虫歯も放置しておくと、プロテアーゼという酵素を出すことでウィルス感染しやすい体になったり、エンドトキシンという毒素を血中に放出することで糖尿病や動脈硬化に悪影響を及ぼします。

今年も口腔ケアで感染予防

 ご自宅での歯ブラシは食べかすや溜まったプラークを除去し、虫歯を予防すると共に、歯肉をマッサージすることで血行もよくなり、歯との間の歯肉を強くすることで歯周病ケアにつながります。
 こまめな歯ブラシや舌みがきで、ご自宅でも口腔ケアでウィルス感染対策を徹底してください。
歯科医院でのブラッシング指導を受けることで、正しいブラッシングで歯みがきを行うと効果もあがります。併せて歯科医院での虫歯治療や歯周病ケアなどの口腔ケアで、新しい年をスタートしていきましょう。