第9回 認知症予防!!よく噛むことで脳が活性化される?
認知症予防!!よく噛むことで脳が活性化される?
昔から「しっかりよく噛んで食べましょう」と言われました。それは、よく噛むことで唾液をたくさん分泌させ、食べ物の消化吸収を助ける効果や、むし歯や歯周病の予防など様々な効果があります。また、それだけでなく「よく噛む事」は「脳の活性化」にとても重要だという事がわかっています。
噛む動作が脳を刺激する
脳内には、口と関係した神経が広く分布しています。
特に、噛むことは食べ物を歯で噛みくだき、唾液と混ぜ合わせる複雑な運動の組み合わせです。下顎や舌などもうまく使わなくてはならず、 脳への刺激も大きくなります。
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認知症の予防
噛むことを意識して食べると脳が活性化しやすくなり、
脳の感覚や運動、記憶や思考、意欲を司る様々な部分を刺激するため 認知症の予防にもつながります。
しかし、残っている歯の本数が少ないと、噛むことで脳に伝わる刺激が減少するので、歯を補う入れ歯やインプラント治療は大切です。
どのくらい噛めば良いの?
1口30回噛んで食べるのが理想です。
しかし、1回の食事で、1口ごとすべて30回を数えて食べていたら
時間がかかり数えるのも大変です。
そこで、
お勧めなのは、「どの料理も、最初の1口だけ30回数えて食べる」という方法
です。噛む回数は少し減ってしまいますが、
「しっかり意識して噛む」癖がつき、1回の食事を通して
自然と噛む回数が増えてくるはずです。
早めの受診を!
- 「よく噛んで食べる事、そしてよく噛んで食べられる歯の状態を保つ事!
- 「よく噛めなくなった」と感じた方は、早めに受診しましょう!