第42回 口臭

気になる口臭

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口臭は誰にでも必ずあるものですが、自分の口臭は自分では気づきづらいものです。
仮に自分の口臭がひどかったとしても、他人からは指摘されることはほとんどないので、気になる人も多いのではないでしょうか。

ひどい口臭が続くと人間関係にも影響が出ることもあります。
口臭の原因はどのようなものがあるのか理解することで、対策や予防の参考にしましょう。

口臭の原因

口臭の原因は、虫歯や歯みがき不足だけではありません。

〇飲食や喫煙に伴う一般的な口臭

にんにく料理や香辛料の多い、匂いの強い食事のあとなどは、その食事の匂いが口臭となって残ることがあります。また喫煙によって唾液の分泌が悪くなると、口臭が強くなったりもします。

〇誰にでも起こる生理的口臭

健康な人でも時と場合によっては起こる口臭です。
おもに唾液の減少が原因で引き起こされます。例えば朝起きた後や空腹時、緊張やストレス状態ある時などが挙げられます。

〇何らかの病気が原因となる口臭

虫歯や歯周病、舌につく舌苔(ぜったい)などが原因となっている口臭です。
ほかに、実際に口臭はなくても、本人の思い込みによって口臭がある気がしてしまう心因性の口臭などがあります。

口臭予防は大人のエチケット

虫歯や歯周病、普段のブラッシングでは取り切れない歯の汚れや歯石などが原因の口臭は、歯科医院での治療やケアなどで解消することができます。
定期的なメンテナンスで健康なお口の環境を維持することが口臭予防で一番大切です。

口臭は誰にでもあることです。
そのうえで普段のご自宅で行うセルフケアと、歯科医院で行うプロケアで口臭予防をしていきましょう。

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