第14回 子どもの歯とお口の健康!
子どもの歯とお口の健康!
- 乳歯のむし歯の特長
-
- 乳歯は大人の歯に比べ小さく、エナメル質も薄く、むし歯になると広範囲に広がり、しかも短期間で神経近くまで進行します。
- むし歯の痛みを訴えないお子さんも多く、気づくのが遅れることがあります。
- 早期発見のために
- 外から見えなくても安心せず、定期健診でチェック!
乳歯がむし歯になると、こんな困ったことに!
- 汚い歯は、子どもの自尊心を傷つけることにも!
- 食習慣への悪影響
- 歯列不正の原因
前歯がむし歯になると「味噌っ歯」になり
見た目が良くありません。お友達に笑われて傷つくこともあります。
奥歯のむし歯がしみるために偏食を起こすことがあります。良い食習慣を身につけさせるためにむし歯にしない事が大切です。
むし歯のせいで乳歯を抜歯すると、隣の歯の位置がずれてきて、永久歯が生えるスキマがなくなり、正しい位置に生えることができなくなります。
大切な第一大臼歯
▶ 第一大臼歯は、小学校入学前後に生えてくる永久歯で、別名「6歳臼歯」と呼ばれています。この歯が正しい位置に生えてくることによって、その後の歯が生えるべきところに生えてきます。きれいな永久歯列に育てるために、この歯をむし歯にしないよう気をつけましょう。
▶ 生えたての永久歯は軟らかく、象牙質が薄く、しかもエナメル質に酸が弱く、むし歯にかかりやすい状態にあります。
▶ 大臼歯は溝が深いので、食べかすがたまりやすく、むし歯になる事が多い歯です。
▶ 生えてくる途中は、歯肉をかぶっていて磨きにくく、これもむし歯になりやすい条件です。
POINT
正しいブラッシングとプロの手による管理とケアで、この歯をむし歯から守りよい歯並びを育てましょう。