第17回  むし歯予防にキシリトール

キシリトールは主にどこの国で生産されているでしょうか?

天然素材の甘味料で、原料はシラカバやカシです。
主な原産国は「フィンランド」です。
フィンランド国旗画像

キシリトール配合のガムや歯磨剤は、なぜ歯に良いの?

キシリトールは白樺や樫の木などの原料からつくられる天然の甘味料です。砂糖に近い甘さがありますが、カロリーは砂糖の3/4 程度と少し低く、イチゴやナスなど身近な食材にも含まれています。

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キシリトールはどうして歯にいいの?

むし歯菌は糖をエサにして酸をつくり、その酸によって歯が溶け、むし歯になります。しかし、キシリトールを摂りこむと、むし歯菌は酸をつくれずに減少していきます。甘くてもむし歯の原因にならないキシリトールには、他にもお口の環境を整えてくれる嬉しい効果があります。

キシリトールの効果

● プラークを作らない
● 歯磨きでプラークを落ちやすくする
● 酸で溶けだした歯の成分を元に戻し、歯を強くする

キシリトールと上手に付き合うには!

キシリトール配合の製品を選ぶときは、キシリトール100%がおススメ!
例えば、このような成分表の場合、キシリトールの量を炭水化物の量で割ると含有量がわかります。

栄養成分 熱量 83kCal キシリトール27.7g / 1パック(35.7g)当たり
栄養成分 炭水化物 27.7g 糖類0g / 1パック(35.7g)当たり

キシリトール27.7g ÷ 炭水化物27.7g × 100 = キシリトール100%

キシリトールの摂りかた

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● 一日に3~5回に小分けして摂る
● なるべく長くお口の中に留めておく
● 毎日摂取する
● 食事や間食の後に摂る


お口の健康を守るために役立つキシリトールですが、歯みがきをしなくても大丈夫という訳ではありません。あくまでも歯みがきのプラスαの補助的な役割として上手に摂っていきましょう。