第44回 睡眠時無呼吸症候群
いびき
「いびき」には、音の高さ・大きさ・連続性など個人差があります。
同じ個人でも、枕の高さや寝るときの姿勢、その日の体調などによっていびきの様子も変わってきます。
しかし、いびきが生じるそもそものメカニズムはみな同じです。
同じ個人でも、枕の高さや寝るときの姿勢、その日の体調などによっていびきの様子も変わってきます。
しかし、いびきが生じるそもそものメカニズムはみな同じです。
※いびきのメカニズムについては「睡眠時無呼吸症候群」のページをご覧ください。
いびきと口呼吸?
口で呼吸をしていると鼻呼吸に比べ軟口蓋が落ち込みやすく空気の通り道が小さくなることで、より空気抵抗を大きくします。
実際にいびきをかく人のほとんどが口呼吸をしています。いびきと口呼吸は密接な関連があると考えて良いでしょう。そして、口呼吸は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を代表格として、体に対する様々な影響を生み出します。
たとえば、口呼吸では空気中の細菌が容易に体内に侵入しやすくなるため、感染症に晒されやすくなるほか、冷たく乾燥した空気を吸い込むことで気道組織が傷む可能性も考えられます。
口呼吸が関連して生じる症状・リスク
- 睡眠時無呼吸症候群
- 免疫力低下
- 成長ホルモン分泌の減少
- 扁桃炎
- ウイルスによる口内炎
- 歯周病、口臭の悪化
いびきの陰に睡眠時呼吸障害や口呼吸、それらから生じる様々な悪影響、さらには事故・合併症リスクが潜んでいるとしたら、たかがいびきと侮ることはできません。
当院では、日本睡眠歯科学会(JADSM)会員として、睡眠呼吸障害について、日々研鑽、研究、臨床を推進しています。
睡眠時無呼吸症候群でお困りの方や、不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。