第48回 口腔ケアで免疫力アップ!
人の免疫は、体に害を与える微生物などに対して働き、病気を軽く済ませてくれたり、発症を未然に防いでくれたりします。
この免疫力と微生物の悪い力のバランスが崩れた時に病気は発症します。
病気になりづらい体を作るためには常に免疫力を優位にしておく必要があります。その方法のひとつが口腔ケアです。
この免疫力と微生物の悪い力のバランスが崩れた時に病気は発症します。
病気になりづらい体を作るためには常に免疫力を優位にしておく必要があります。その方法のひとつが口腔ケアです。
私たちのお口の中には常在細菌というたくさんの細菌がいます。
その中には体を守る働きをするものや悪さをするものもいます。
この悪さをする細菌を減らすことが大切です。
細菌の塊であるプラークや、舌の表面についた舌苔(ぜったい)を口腔ケアによって取り除き、悪い細菌を減らすことで、口腔の免疫が十分に働くようにできるのです。
お口の免疫システム、唾液とIgA。
口腔の免疫には、唾液の中あるIgAという抗体が働き、害を及ぼす微生物を排除してくれる粘膜免疫というシステムがあります。
しかし、このIgAも口の中が汚れていれば、敵が多すぎて、防衛が難しくなってしまうのです。
しかし、このIgAも口の中が汚れていれば、敵が多すぎて、防衛が難しくなってしまうのです。
また歯周病を放置してしまうと、歯周病菌により歯周ポケットが深くなってしまい、その中が細菌の温床になってしまいます。
歯周病原細菌は、プロテアーゼという酵素を口腔内にまき散らし、ウイルス感染を進めてしまうことも分かってきました。
また舌の表面に溜まる舌苔(ぜったい)も細菌の温床であり、それをきれいにすることで、人体に悪さをする細菌を減らすことができます。
口腔ケアで感染リスクを下げましょう。
新型コロナウィルス感染症が、世界中で蔓延し多くの人を苦しめています。
最先端の科学によりワクチンや治療薬の開発が進んでいますが、まだ完成していません。
そして、新型だけあってわからないことも多数あります。
このような時、大切なことは、これまでの経験を総動員して、感染しないために良いと考えられることは、何でも行うということです。