第41回 ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)

骨粗しょう症のお薬と歯科治療

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骨粗しょう症とは、長年の生活習慣などにより骨の密度が粗くなり、骨折しやすくなってしまう病気です。
ご年配の患者様に多い症状でもあります。
この骨粗しょう症に有効としてよく処方されているお薬が「ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)」といい、このお薬を服用していると、抜歯などの治療、また合わない入れ歯を無理に装着しつづけることなどで、骨が壊死してしまうことがあります。
かならずしも起こる副作用ではありませんが、注意が必要ですので、ビスフォスフォネート製剤を服用されている患者様は事前にお知らせください。

飲み薬だけではありません

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骨粗しょう症の患者様が服用されているビスフォスフィネート製剤は飲み薬だけではありません。
またガン治療の中でも用いられます。
ビスフォスフォネート製剤には飲み薬のほか注射や点滴でも投与されているので、気づかずに服用していることもありますので、歯科治療の前に処方した医師や薬剤師に「これから歯科治療を行うのですが、骨壊死の可能性があるお薬は処方していますか?」と聞いてみてください。
歯科治療の内容によって服用をストップしていただくこともありますので、事前に医師との相談が必要です。

お口も身体も普段からのケアが大切です。

ビスフォスフォネート製剤は骨粗しょう症やガンの骨転移に対して非常に有効なお薬とされています。
しかしこのようなお薬に頼らない生活が一番です。
人生100年時代、せっかく長生きしても思うように歩けず寝たきりになってしまっては何にもなりません。
食生活や体力にあわせた運動など、普段からのケアを心がけていつまでも元気でいきいきとした生活を過ごしましょう。