第5回 お口の健康を保つために1番大切な事は「治療の完了」です!
<治療の中断の注意点>
・治療の途中=完治していません
⇓
・完治していない状態で放置
⇓
・新たな病気が始まる危険が高まります
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・完治していない状態で放置
⇓
・新たな病気が始まる危険が高まります
<治療の中断が多い場面>
歯科の治療には、患者さんが治療を中断しやすい場面があります。
どんな時に中断したくなるかまとめてみます。
① 応急処置で「痛み」が消えた時
痛みを抑える為に炎症を鎮める処置をしますが、それは一時的です。
中断してしまうとまた同じ状態に戻ってしまうどころか、更に大きな「痛み」になり返ってきます。
② 被せ物の型をとり終った時
作った金属はなるべく早く入れないと、お口の中の状態が変化して合わなくなってしまいます。
金属をつくるために通院の間隔が1週間以上開きますが、中断せずに通院しましょう。
③ 仮歯を入れた時
仮歯を入れると見た目も元に戻り、日常生活に不便を感じません。これで十分と思いがちですが
あくまでも仮歯は仮止めしてある弱い歯ですから簡単に剥がれてしまいますし、仮歯を入れた歯自体も
また虫歯になりますので継続治療で完治させましょう。
④ 歯の根の治療
歯の根の治療は繊細な処置を繰り返し細菌が繁殖しないように治療しています。
中断してしまうと炎症の悪化で結果的に歯を残す事ができなくなってしまいます。
<POINT>
末永く自分の歯で暮らせるよう治療を中断せず、継続治療で完治させましょう!
次回の治療日を予約する事により、治療の継続率は高くなります!